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いつもぐるぐるしている

無理である。
この環境が。
この、母が寝息をたてている私の部屋が。私にとって。
以前父が、ここは私の部屋ではないと言っていたが、確かに賃金を払っているわけでもないし、そうなのだろう。
だが、とりあえずここは私の部屋と言う事になっていて、私の所有物が置かれていて、自由な空間なのだ。
そこに、居る、何か。

どうしても、ダメなのだ。
ダメなのだ
ダメなのだ

彼女がこの部屋を訪れるのを心待ちにしている事もあるのに、それでも、
拒む時の方が多いかも知れない。

ダメなのだ
ダメなのだ

もう眠剤も飲んだ。
早く早く意識から取り除きたい。